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【2023年度版】【ドローン操縦士】国家試験一等学科試験 重要!長文問題パート①

2023年7月28日

DenDroneCompanyは、ドローン初心者の皆さんに「お役立ちサイト」を提供しています。一緒にドローンの素晴らしい空撮の世界を探索しましょう!

今回は「ドローン操縦士国家試験一等学科試験」のポイントとなる長文問題について、解説します。私自身が一等学科試験を受験するに当たり「どんな、問題がでるのだろう・・・」と不安になったことですので、是非ご参考にしてください。

※私はドローン一等学科試験を6月20日に受験し、合格することができました。ホットなうちに自分の経験に基づく試験の傾向と対策についてお伝えできればと思います。

それでは、国家試験一等学科試験 重要!長文練習問題を見ていきたいと思います。

練習問題

問題を解く際には、「より安全に航行するには」という点を1番考慮に入れて解くことがポイントとなります。

<問題①>

(運航形態)

以下の無人航空機の運航形態におけるリスク評価の考え方として、次のうち最も適切なものを1つ選びなさい。

エンジンで駆動する回転翼航空機(ヘリコプター)を使用して、山間部の資材運搬のための飛行を行うものとする。飛行経路直下に民家はなく、歩道を横断する。昼間、目視外、高度150m以下の飛行であり、立入管理措置を講じないものとする。

a. 航空機との接近はジオフェンス機能を用いることにより防止できる。

b. 歩行者が歩道を横断する際のリスク軽減としては、機体に設置されたカメラにより歩行者の状況を確認し、速やかに機体の道路横断を中止できるようにするなどの措置を講ずる。

c. 山間部で飛行経路下に第三者が存在する可能性は低いことから、緊急着陸は任意の地点に速やかに行う飛行計画とする。

<答え>・・・b

<解説>

まず、「資材を運搬する」という問題ですが、もし、これが「インフラの点検」ならば「カメラ を使う」(→プライバシーに気を付ける必要がある)ということも考えます。次に人工集中地区(DID地区)、目視外、立ち入り管理措置なし、という情報を頭に入れつつ、「安全に飛行する」という観点で、a・b・cの選択肢を 見ていきましょう。

a:ジオフェンス機能を用いる、とあります。ジオフェンス機能とは、実際目に見えない仮想の柵を作り出し、その柵より先にドローンがはみ出さないようにするための機能です。つまり、自分のドローンが飛行経路をはみ出すことを防ぐ機能ですので、経路に近付く飛行機には留意する必要があります。

b:カメラでチェックし、歩行者の状況によって機体の道路横断を中止できるようにする、ということなので、まずは良いように考えられます。

c:「第三者の存在する可能性は低いので、緊急着陸は任意の地点に速やかに行う飛行計画」とありますが、飛行計画を行う段階で「可能性が低い」ことを理由にして、「安全に飛行する」対応として不足しています。

<問題②>

〔運航形態〕

以下の無人航空機の運航形態におけるリスク評価の考え方として、次のうち、最も不適切なものを1つ選びなさい

回転翼航空機(マルチコプター)を使用して、外壁点検のために飛行を行うものとする。人口集中地区、昼間、目視外、高度150ⅿ以下の飛行であり、立入管理措置を講じないものとする。

a.フェールセーフ機能の備わる機体を使用するが、事前の起動動作の確認を省略する。

b.回転翼航空機が落下した時の衝撃エネルギーを軽減できる機能として、パラシュートを装備した機体を使用する。

c.カメラの角度やズーム機能を付近の住宅に向けないなどし、プラバシ―に配慮する。

<答え>・・・a

<解説>

a:「フェールセーフ機能のある機体を使用する」ことが、「事前の機能動作の確認を省略する」と結び付くか、ということです。結論としては、動作しなくては機能が果たせませんので、当然確認を行う必要があります。

b:パラシュートを装備 することで 落下時の消費系エネルギーを軽減できる 機能を有する機体を使用するということで これは問題なさそうですね。万が一トラブルが起こった際にも、その 被害を 縮小させるというのは重要なことになります。

c:「カメラの角度やズーム機能を住宅に向けないなどプライバシーに配慮 する」ことは常識的に読めば、〇なのかなと判断できます。教則に、問題で使われている文言が入っていない場合、その選択肢は保留にして次に進むことも必要ですね。その土地の権利という点は、民法のような法律が大事にはなってきますが、そこまで考えなくても解ける問題だと思います。

<問題③>

以下の無人航空機の運航形態におけるリスク評価の考え方として、次のうち最も適切なものを1つ選びなさい。

エンジンで駆動する回転翼航空機(ヘリコプター)を使用して、山間部への郵便物輸送のために飛行を行うものとする。飛行経路直下に民家はなく、歩道を横断する。昼間、目視外、物件投下、高度150ⅿ 以下の飛行であり、立入管理措置を講じないものとする。

a:物件投下ポイントの上空で一時停止を行い、機体の位置情報とカメラ画像とで投下位置情報確保するが、GPSの精度誤差は、高度報告よりも水平方向の誤差に注意する。

b:離陸前は、ヨー軸周りの精度が不十分な場合があるため、離着陸地点は、滑りやすい場所を設定する。

c:安全確保のために、可能な限り道路横断が少なく、山間部を飛行する経路を設定する。

<答え>・・・c

<解説>

a:「GPSの精度誤差高度報告よりも水平方向の誤差に注意する」という部分がポイントとなります。教則にある通り、一般的に位置精度は、 水平 方向に比べ高度方向の誤差が大きくなりますので誤りです。

b:離着陸地点を滑りやすい場所に設定するとしていますが、これはリスクを増加させる可能性がありますね。滑りやすい場所では、ドローンの離着陸が不安定になり、事故を引き起こす可能性があります。

c:ドローンの飛行経路を設定する際のリスク管理の基本的な考え方を示しています。道路を横断すると、車や歩行者との衝突リスクが増えます。また、山間部を飛行することで、人口密集地域を避け、事故が発生した場合の影響を最小限に抑えることができます。したがって、安全確保の観点からは、道路横断を避け、人口密集地域を避ける飛行経路を設定することが最も適切です。

<問題④>

〔運航形態〕

無人航空機の運航形態におけるリスク評価の考え方として、つぎのうち最も不適切なものを1つ選びなさい。

回転翼降航空機(マルチコプター)を使用して、河川の治水状況調査のため飛行を行うものとする。飛行経路直下に民家はなく、橋梁を横断する。昼間、目視外、高度150ⅿ以下の飛行であり、立入管理措置を講じないものとする。

a.必要最低限の数よりもプロペラ及びモーターを多く有するなど、適切な冗長性を備えた機体を使用する。

b.往復飛行しても、数分間のホバリングができる電池残量になるように、バッテリーリミットを設定して運航する。

c.橋梁を横断する歩行者が少ないことから、念のため、機体に設置されたカメラにより歩行者の状況は確認するものの、速やかに機体の橋梁横断を中止させるまでの措置は講じない。

<答え>・・・c

<解説>

a:ドローンの冗長性について触れています。冗長性とは、システムの一部が故障した場合でも全体が機能し続ける能力のことを指します。ここでは、プロペラやモーターが故障した場合でも飛行を続けられるように、必要最低限の数よりも多くのプロペラやモーターを持つことが推奨されています。これは適切なリスク評価と考えられます。

b:バッテリーの管理について述べています。ドローンの運航中にバッテリーが切れると、ドローンが制御不能になり、事故を引き起こす可能性があります。そのため、往復飛行と数分間のホバリングが可能なバッテリー残量を確保することは、適切なリスク評価と言えます。

c:は、橋梁を横断する歩行者について触れています。ドローンが橋梁を横断する際には、歩行者との衝突を避けるための対策が必要です。しかし、この選択肢では、歩行者の状況は確認するものの、機体の橋梁横断を中止させるまでの措置は講じないと述べています。これは、万が一の事態に備えて適切な対策を講じないという意味で、リスク評価としては不適切です。

<問題⑤>

〔運航形態〕

無人航空機の運航形態におけるリスク評価の考え方として、つぎのうち最も不適切なものを1つ選びなさい。

回転翼航空機(マルチローター)を使用して、人家のある町にて資材運搬のための飛行を行うものとする。飛行経路直下に民家がある。昼間、目視外、高度150ⅿ以下の飛行であり、立入管理措置を講じないものとする。

a.カテゴリーⅢ飛行の許可を満たす場合、第三者の土地の上空を飛行する場合にも、土地所有者等の承諾は不要である。

b.離着陸地点の標高差を考慮し、できるだけ電池効率が良くなるよう飛行速度、上昇率の最適化を図る。

b.地上での騒音レベルを測定し、周辺住民に不快感を与えないような経路と高度を設定する。

<答え>・・・a

<解説>

a:「カテゴリーⅢ飛行の許可を満たす場合、第三者の土地の上空を飛行する場合にも、土地所有者等の承諾は不要である」というものです。しかし、実際には、無人航空機の飛行には様々な法律や規制が存在し、特に民間地上の上空を飛行する場合には、土地所有者の許可が必要となる場合が多くなります。したがって、この選択肢は不適切と言えます。

b:「離着陸地点の標高差を考慮し、できるだけ電池効率が良くなるよう飛行速度、上昇率の最適化を図る」というものです。これは、無人航空機の運航においては、電池の消費を最小限に抑えることが重要であるという考え方を反映しています。したがって、この選択肢は適切と言えます。

c:「地上での騒音レベルを測定し、周辺住民に不快感を与えないような経路と高度を設定する」というものです。これは、無人航空機の運航においては、騒音問題を考慮することが重要であるという考え方を反映しています。したがって、この選択肢も適切と言えます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

長文問題を解説しました。リスク管理の問題ですので、「より安全に航行するには」という観点で選択肢を見ることが重要です。ご自身で問題を作るなどして繰り返し解いてマスターしてください。

また、以下のブログも参考にしていただき、是非、ドローン操縦士国家試験一等・二等学科試験に合格していただきたいと思います!

では、最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回は、長文問題のパート②となります。

国家試験一等学科試験 重要!長文問題パート②

二等問題のポイント解説ブログ

★「一等計算問題解説ブログ

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